朝、玄関を開けたらそこには変わり果てたミミズさんの死体が・・・
彼が家のドアへたどり着く前に息絶えたということが、現場の状況から伺えます。
たどり着くことができなかった彼の気持ち、絶望感たるや想像するだけで辛いものがあります。
その絶望感の中、残り少ない時間必死で私にメッセージを送ろうとした彼の気持ちを、なんとしても汲み取ってあげなければなりません。
"S"、、、?
考えるまでも無く、謎はすぐに解けました。
初心者(?)だったら、”
ボクスターSに乗り換えるべきなんじゃね?”などとくだらない発想をしてしまうところですが、私はそんなおろかなことは致しません。
そもそもできません。
すぐにことの説明をし、訝しがる妻に支度をさせて目的地に向かいます。
たどり着いた場所は
神津牧場。
知る人ぞ知る、霞の中にある幻の牧場であります。
入り口にはヤギ、語りかけても滅多に返事をせず、常に何かをモシャモシャ食っている牧場の案内人です。
霞の中をズンズン進み、ミミズさんの回答を確かめるべく食券を購入。
おわかりですね。softcreamの″S”だったのです。
ミミズさんは死ぬ間際に今日はソフトクリームを食べるべきだということを、私に伝えたかったのです。
私にとってのベンチマーク、神津牧場のソフトクリームはさっぱりしていて牛乳っぽい味が好み。
コッテリとしたコクを売りにするソフトクリームが増えた今、こういうのはあまりないんですよね。
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神津牧場のソフトクリーム。わざわざ牧場へ行かなくても、群馬県内の道の駅なんかでよく売っているので、興味のある方はお試しくださいませ。